インド人がインド音楽の理論を語るとき必ず言及する微分音(シュルティ)は、古代インド音楽理論の概念であり、20世紀初頭に体系化された近代インド音楽理論では認識されていないことを確認。その矛盾の背景には、インド文化に存在する歴史認識の違いがあることを指摘。