18世紀後期の西洋によるインド音楽の「発見」と研究は、インド音楽史上重要な出来事であった。これにより近代的インド音楽学の基礎を提供したからである。

この「発見」に貢献した研究者たちは英国人であり、その中心人物はアジア協会の設立者ウィリアム・ジョーンズであった。

最初期のインド学の一環としての音楽研究から、音楽それ自体と民俗文化を視点にした研究に変化したが、彼らの研究対象は主に北インドの音楽であった。