1914年にボンベイ(ムンバイ)で出版されたスィタール教則本『スィタール・ダルパン』(マニラーム・ウスタード著)の掲載曲全47曲を、現代インドの標準的な楽譜に訳譜(翻譜)することで、20世紀初頭のラーガ(旋法)やスィタール音楽研究の基礎資料とする試み。

ここで使用される楽譜は、独特のタブラチュア譜であり、現在ではまったく使用されないものである。

著者の言説に従い当時の楽器やフレット配置を再現し、その楽器に基づいて旋法をリアライズした。